NPO法人 関西青少年自立支援センターNOLA


予防への取り組み


  NOLA では、自立不全青少年の社会復帰にもっとも短期間で効果的であるといわれる、スタッフが寝食を共にする共同生活方式をとっています。
スタッフが24 時間関わるため、スタッフにかかる負担が大きく担い手が増えず、全国的に見ても未だ 200 名ほどという共同生活ですが、その効果は目を見張るものがあります。

 共同生活は、行き詰まった家庭や地元から離れることで、彼らを苦しめている様々なしがらみやプレッシャーから、心を守る安全な場所になる一方で、親子が距離を置くことで、お互いに自分の生き方やかかわり方を冷静に見つめなおし、他人の飯を食う体験を通じて、もう一度、人間関係の距離の取り方といった社会で生きていくための基本を、寮生同士やスタッフとの関わりの中で学びとり、自分で困難を乗り越える強い心を次第に身につけていくことができます。

 ある程度力がついた彼らは、スタッフが見守る中、NOLAから通学やアルバイトに出て行き、田舎ならではの温かい地域の人々との交流の中で、実社会において人間関係の再構築を計っていきます。

しかし、まだまだ不安定な彼らが、失敗や壁にぶつかった時には、スタッフによるケアにより、温かい家庭のような居場所として機能し、彼らが自信を持って社会(学校)に復帰するその日まで、寝食を共にしているスタッフが全力でサポートしていきます。

また保護者の方に、彼らがスムーズに自宅へ戻れるための、環境整備や生き方を見なおしていただくための勉強の場として、講師を招いて父母研修会や、心の子育てセミナー等を開いております。

 家庭で煮詰まっていてるだけでは何も解決しません、勇気を出して、NOLAで、新しい人生の1歩を踏み出してみてください。

皆さんのチャレンジを心よりお待ちしています。

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NPO法人 関西青少年自立支援センターNOLA 

理事長 佐藤 透
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