NOLA体験後の感想

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 NOLAへ来るのは2回目ということもあり、多くの寮生に私の顔を覚えてもらえていて、始めからすんなりみんなの中に入ることができました。

 年齢も育った場所も違う寮生たちが、NOLAという場所でがんばる姿には心を打たれます。
同じ悩みや苦しみを抱えてきたという共通点を持つ為か、あるいは同じ屋根の下で生活をし喜怒哀楽を共にするためか、寮生のなかで互いに教え合うことが自然にできています。

私も多分にもれず、多くのこと、食事当番やハウスキーパーの仕事、やぎの移動やその他わからないことは何でも寮生に聞き、そのたびに丁寧に教えてもらいました。

共同作業を通じて「先輩」が「新人」にわからないことは教え、またその「新人」が先輩となり後輩に教えていく、という良い循環ができているように感じます。

 農作業や動物の世話などの仕事で皆が同じように汗を流している中では、自分だけ辛いから
外れるということは考えにくく、こういった良い意味で逃げ場のない環境は、自分を成長させる絶好の場所になり得ます。「しんどい」という声とは反対に、体を動かす寮生はそれを物語っていました。

そして、人を成長させる環境の構築と維持に努力するスタッフの方々には頭が下がります。

24時間一緒に生活するため、寮生の良い面、悪い面をすぐさま感じとることができ、そのたびに誉めたり諭したりと、本当の家族のような姿を垣間見ることができました。

 また、同じように若者の自立を支援する団体や地域の方々との交流があることは、寮生にとってもとても良いことだと感じています。いろいろな人々と関わることで世界を広げ、社会に出るときの一つの糧となるのではないでしょうか。

わたしも、微力ながらも、今後も寮生と関わり、彼ら彼女らの成長を感じながらNOLAのお手伝いができたらと考えています。
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